三重のアサクサノリ養殖復活に向けた取組

March 4, 2020

伊勢あさくさ海苔保存会(三重県)

概要

本地域では、クロノリ養殖が盛んであるが、知名度不足が課題となっていた。そんな中、県内河川の河口域に自生するアサクサノリが発見された。当地域は栄養豊富な河口漁場に恵まれ、アサクサノリの生産に適していることから、当地域のフラッグシップ商品としてアサクサノリの試験生産を開始した。そして、スサビノリの混入防止、加工における技術的な課題の克服、生産ルールの設定によって、「伊勢あさくさ海苔」としてブランド化した。さらに、ポスターやリーフレットを作成し、即売会などのイベントでPR活動に取り組んだ。

効果

アサクサノリは、スサビノリ(1,394円/100枚)に対して平均単価が高く(5,622円/100枚)、一経営体当たりの所得が約63万円向上した。現在は生産枚数の約10%においてアサクサノリを試験生産しているが、この比率を引き上げることでさらなる経営改善効果が期待されている。

出典

全国青年・女性漁業者交流大会資料 (2017) https://www.zengyoren.or.jp/ninaite/kouryu/download.php?docid=1102

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