「浜の道具箱」の使い方

1. 道具箱の入手

アイコンをクリックして、資料をダウンロードしてください。

道具箱
ファイル一式
(目的別)
最新バージョン



2. 記入シート・事例集の準備

入手した 4つのファイル (A ~ D) を印刷してください。

A 評価シート目的別.xlsx
ポイント① 評価シートは A3 横向き印刷がおすすめです。



B 事例集1持続性.pptx



C 事例集2価格.pptx



D 事例集3その他.pptx
ポイント② 事例集は A4 横向きの両面印刷(長辺綴じ)がおすすめです。



3. 道具箱を使って検討する

進行者は、事例集を用いて先進事例の取り組みを紹介します。

ポイント③ 事例集は地域の漁業 (魚種、 漁具 ・ 漁法) に合わせて 写真を入れ替えたり、 事例を追加すると良いでしょう。 各地の優良事例は浜の道具箱ウェブページのデータベースから検索できます。



参加者は、事例集を参照しながら、すでに取り組んでいること、困っていること、改善できそうなこと、新たにできそうなことを評価シートへ記入します。



進行者は、参加者とシートに記入された内容について協議します。

ポイント④ 進行者は意見を誘導しないように心がけましょう。
ポイント⑤ 他の人の意見を聞きましょう。         



参加者は、5段階 (1: 不満、2: やや不満、3: どちらでもない、4: やや満足、5: 満足)の自己評価得点をシートに記入します。

※ 具体的な進行方法は、こちらのページをご覧ください。

4. 評価シートのデータを整理する

得点のデータは、項目ごとに平均値を算出します。意見のデータは、取り組みの内容、課題、改善策のアイディアによって意見をグループ分けし、一覧を作成します。

※ 具体的なデータ整理方法は、こちらのページをご覧ください。



5. 道具箱でわかること

○得意なこと、改善の余地があること

収集された自己評価得点のデータは、下図のように整理できます。 こちらの例では、「A1: 魚を獲るときの決めごと (漁場)」に対して自己評価が高く、「B1:おいしい魚を届ける工夫 (港)」と「B2: 高く売る/無駄を省く工夫 (港)」に対して自己評価が低い、ということがわかります。 また、自己評価の結果はグループによって異なっていることもわかります。

このように、浜の道具箱は地域の得意なこと改善の余地があること、さらにはグループによる問題意識の違いを把握するために活用できます。


図の説明
▶ 水色の項目 : 自己評価が高い ➡ 現状に満足している
▶ 黄色の項目 : 自己評価が低い ➡ 現状に満足していない



○改善策のアイディア

収集された意見は、下図のように取り組みの内容によって整理できます。 こちらの例では、ニーズが複数のグループ間で共通している改善策として、「魚礁投入」、「鮮度保持」、「新たな売り先」、「組合・グループによる加工処理」などのアイディアが明らかになりました。

このように、浜の道具箱はニーズが共通する改善策のアイディアを把握するために活用できます。


図の説明
▶ 水色の項目 : ニーズが複数のグループ間で共通している
▶ 黄色の項目 : ニーズが一部のグループに限られている
▶ ○印 : 地域で実践されていること、●印 : 改善の余地があること、
  ★印 : 新たにできそうなこと



旧バージョンのマニュアルは、こちらのページをご覧ください。


最終更新日:2021年3月23日