朝市・漁業体験・マリンレジャーで都市住民のニーズを掴む

大阪府田尻町　田尻漁業協同組合

概要

田尻漁港には市場がなく、水揚げした水産物は他の市場へ運んでいたが、周辺市場の経営悪化に伴い、本漁港で直売する検討を行い、日曜市の開催に至った。また、日曜市の顧客の要望を受け、空港が近いという地理的条件を活かし漁業体験事業や釣堀の設置を行った。

効果

日曜市へは年間80万人が訪れる。日曜市の手伝いを経て漁業者になった若者もいる。漁業体験は月平均で6回前後受け入れを行い、漁業者の収入源になっている（90分で4万円）。釣堀は外部に事業委託をしているため、新たな雇用につながっている（職員6名＋アルバイト）。

出典

漁港漁場漁村総合研究所 (2015) 漁村活性化の実践に向けた取組のポイント: 平成26年度版第1卷. p.184-185