顧客満足度を高めたホンモノ漁業体験

高知県中土佐町　上ノ加江漁業協同組合

概要

漁業不振や組合員の減少等、漁業を取り巻く環境が厳しくなっている本組合で、組合員や女性部員10名で融資グループを立ちあげ、体験型観光の取組を開始、漁業・魚食のついての理解を広げることで地域の活性化を図っている。平成16年に漁協内に体験漁業係を設立し事業化を開始すると、平成19年には町の支援で漁業体験館「わかしや」を開業、女性部もレストラン運営を始めた。漁業者をインストラクターとすることで参加者との交流を密とし、顧客満足度を高めている。

効果

受入のべ参加者は8,837人、多い日では1日で150人を受け入れている。体験事業の売上は平成20年の100万円から、平成26年には450万円と増加。体験事業等により、近隣農家や商店への経済波及効果もあり。

出典

漁港漁場漁村総合研究所 (2015) 漁村活性化の実践に向けた取組のポイント: 平成26年度版第1卷. p.162-163