漁業体験と夕市による漁業者と地域住民の交流

山形県鶴岡市　鼠ヶ関地域協議会「蓬莱塾」

概要

地域活性化を目的に首都圏へ漁獲物を出荷していたが、手間の割に注文量が伸びないため、専門家から助言をもらい、地元へ来てもらう方が良いという考えのもと、底びき船クルージングと夕市を中心に活動を始めた。夕市は単一魚種のテーマを設けることで来場者が増加した。

効果

取組みに対し自主的な姿勢になり、漁協側から市場や荷揚の見学等の提案が出るようになった。継続したことで売上が伸び、自治会の持ち出し金が減ってきた。夕市の来場者数、総売上、客単価が増加傾向にある。近隣地域との連携による修学旅行誘致の体制が整いつつある。

出典

漁港漁場漁村総合研究所 (2015) 漁村活性化の実践に向けた取組のポイント: 平成26年度版第1卷. p.140-141