伝統食の「へしこ」を活用した地域活性化

福井県美浜町　美浜町

概要

美浜町のある若狭地方では、サバ等で作る「へしこ」が伝統的な加工品である。漁家の女性グループで地魚の利用についての検討会を結成し、事業を活用して、へしこの商品開発を始めた。その後、有限会社を立ち上げ、本格的な生産及び販売の仕組みが始められた。以後、グループは次々に結成され、競合関係にありながらも、お互いに情報交換を行い、町を盛り上げている。近年では地元の小学校で、へしこ漬けの実習をしている。美浜町は「へしこの町」商標登録が承認されている。

効果

「へしこ=美浜町」という認識が広まりつつある。他の取組みへの波及効果があった。女性の自立心や向上心がより高まった。

出典

漁港漁場漁村総合研究所 (2015) 漁村活性化の実践に向けた取組のポイント: 平成26年度版第1卷. p.126-127