生産者と商社が協力し合い切り開く海苔業界の未来

熊本県　河内漁業協同組合（塩屋海苔研究会）

概要

平成21年以前は、同じ組合で漁場も同じの船津地区と比較をしても平均単価が1円以上低く、「もう海苔養殖はやめて、別の仕事ば探さなん」という声が上がっていた。そこで、海苔商社約30社を訪問しニーズや悪いイメージを直接聞いた。その後話し合いを行い「海苔づくりの基本方針」を作成し、「海苔のおいしさ伝え隊」を結成するなど活動。

効果

①商社からの指摘を真摯に受け止め、品質の向上、意識の向上につながった（商社の評価も向上した）。②県内外へのPR活動により消費者の認知度が向上した。③単価と生産金額が向上した（年間生産金額：平均1,500→2,000万円）。新漁船の建造や新型の乾燥機が導入できた。

出典

全国青年・女性漁業者交流大会資料 (2015) https://www.zengyoren.or.jp/ninaite/kouryu/download.php?docid=1031