1. 道具箱の入手
アイコンをクリックし、道具箱を用いた検討に使用する資料をダウンロードしてください。
道具箱 |
ファイル一式 |
(場所別) |
旧バージョン |
2. 道具箱を用いた検討
2-1. 記入シートの使い方
記入シート.xlsxを開き、記入シートを印刷してください。A4サイズでの印刷では文字が小さく、スムーズに情報を整理することができないため、A3サイズでの印刷をおすすめします。
左側の欄には、場所と種類ごとにわけられた9つの分類と具体的な45個の工夫が示されています。
右側の欄は、分類ごとに「自己評価得点」、浜のとりくみの「強み」と「弱み」、「新たにできそうなこと」を記入する場所です。
2-2. 意見の収集・整理
次に、印刷した記入シートに情報を収集・整理していきます。この作業は個人でおこなっても、複数人が一緒におこなってもかまいません。
その際、説明者が説明スライド.pptxを用いて各分類でできる工夫や優良事例について解説しながら、参加者の意見の聞き取ることによって、効率的に情報を収集・整理することができます。
なお、この作業には1.5〜2時間ほどの時間が必要です。
説明スライド.pptxは、対象魚種、漁具・漁法など浜の特徴に合わせてカスタマイズしてください。
その際には、データベースをご利用ください。
得られた情報(意見や書き込み)は、パソコン等で記入シートに入力することによって、整理・管理を行うことができます。
ポイント:複数人数が参加をして聞き取りを行う場合は、事前に把握できる情報は、あらかじめ表に整理をしておくと、時間短縮や論点を絞った情報の整理につながります。地域のリーダーなどへ聞き取りを行っておくと、地域の全体像が把握でき、事前に表を整理しておくことができます。
3. 道具箱でわかること
3-1. 浜の強み・弱み
みなさんの自己評価得点の平均点から、自己評価が高い分類(青色:現状のとりくみに満足している)と自己評価の低い分類(オレンジ色:現状のとりくみに不満がある)を整理することができます。
自己評価が低い分類が今後優先して取り組むべき箇所です。
上図のように、現在のとりくみの「強み」と「弱み」を整理することで、地域の特徴や課題を関係者間で情報を共有し、現状を自己評価できます。
この自己評価によって、新たにとりくめそうな工夫をみなさんで考えることができます。
3-2. 今後とりくむべき工夫
評価比較シート.xlsxに、みなさんの自己評価得点(平均値)を入力し、色を付けます。
上の表は、グループ(年代)ごとに自己評価得点を集計したものです。
「理事クラス」及び「若手クラス」ともに自己評価が低い分類が、今後、優先して取り組みを行っていくとよい分類です。
このように、今後とりくむべき工夫の優先順位づけをおこなうことができます。
3-3. 今後のとりくみの方針
3−2で優先順位を把握したあと、3−1で整理した「今後とりくみたい工夫」の具体的な内容を再度見直します。
上の図は例ですが、今後は、優先順位をつけた順番どおりに、それぞれの具体的な工夫を取り組んでいくことがよいことがわかります。
このように「浜の道具箱」を用いた自己評価によって、今後のとりくみの方針を関係者間で共有することができます。
ポイント:これまでの「浜の道具箱」を用いたワークショップから、3−2の表のように、グループ(年代)ごとに意識に違いがあることがわかりました。「浜の道具箱」では、グループ(年代、漁具漁法など)ごとの意識の差、優先順位を把握することもできます。
最終更新日:2021年3月23日