水産研究・教育機構「中央水産研究所」

　太平洋中海域で漁獲されるトラフグは卓越年級群の発生により漁獲量が大きく変動します。本地域特産のブランド食材としてトラフグの重要性が高まる中で、資源回復計画をはじめとする漁業管理、および関係県による大規模な種苗放流が進められ、漁獲量の変動は少なくなる傾向にあるものの、未だ関連する食産業および観光業への安定供給は達成されていません。このような状況を打開するために、太平洋中海域のトラフグに関する基礎研究・栽培漁業技術研究・資源管理研究・経済研究等を包括した総合的な研究を推進する太平洋中海域トラフグ研究会を2011年(平成23年)に立ち上げました。