第5回太平洋中海域トラフグ研究会を開催

 平成27年11月25〜26日、名古屋市において第5回太平洋中海域トラフグ研究会を開催しました。本研究会は、太平洋中海域のトラフグを対象とした増殖、生態、資源、海洋環境、経営経済など様々な分野からの研究開発を通して、当該海域のトラフグ漁業および関連産業を発展させることを目的としています。
 今回は神奈川県、静岡県、愛知県、三重県の水産試験研究機関、栽培漁業センター、漁業関連団体を中心に総勢27名が参加しました。
 発表された研究内容は、トラフグ人工種苗の効果的な放流方法、資源変動と海洋環境との関連性の分析、新たな資源量推定法の開発、トラフグ漁獲物の流通実態および漁家経営の改善に関する調査研究などでした。また、長崎大学の阪倉教授より「小型トラフグ種苗の種苗性向上を目指して」と題したご講演をいただきました。

 今後は、さらに多角的な分野からの研究開発を取り入れて、トラフグの漁業だけではなく、流通、食産業や観光業まで含めたトラフグ関連産業に広く貢献できる研究を推進していきます。

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会議の様子1
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会議の様子2

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