中央水産研究所：国立研究開発法人水産研究・教育機構

第1回太平洋中海域トラフグ研究会を開催

　増養殖研究所では、太平洋中海域におけるトラフグ漁業の発展に資することを目的に、中央ブロック水産業関係研究開発推進会議資源生産部会の下に「太平洋中海域トラフグ研究会」を設置しました。本研究会は、伊勢•三河湾を中心とした太平洋中海域のトラフグに関する生態研究、栽培漁業技術研究、資源管理研究、経営経済研究等を包括した総合的な研究を推進し、当該海域のトラフグ関連産業を活性化し、漁業収益の向上をねらいます。

　平成23年9月28～29日に、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県の水産試験研究機関および栽培漁業センターなどのメンバー25名が出席し、第1回の研究会を名古屋市で開催しました。熱心な討議が行われ、種苗生産、種苗放流および漁業経営等の分野で、幾つかの取り組むべき課題を抽出しました。

　今後、当該海域におけるトラフグの漁獲量および漁獲高の安定•増大を目指した研究開発を進展させ、もうかる漁業の実証を目指します。