ヨーロッパザラボヤ判定DNA検査方法マニュアル
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2013年5月13日
2008年に噴火湾で発見され、その後ホタテ養殖業に影響を与えているホヤの一種は、当初ザラボヤ(
Ascidia zara)と考えられていました(
菅原,2009
)が、その後侵入種
Ascidiella aspersaであったことが確認され、ヨーロッパザラボヤと呼ばれるようになりました。
ヨーロッパザラボヤは、形態による判定(
金森ら,2012
)が行われておりますが、中央水産研究所では、ヨーロッパザラボヤの遺伝子情報を用いた判定を試み、形態を用いた判定と一致することを確認(大原ら,2012)しましたので、その具体的な方法をここに公開します。
大原一郎、斉藤憲治、重信裕弥、長谷川夏樹、金森誠、馬場勝寿、Turon X.、Bishop J.、西川輝昭(2012). 北海道噴火湾のホタテガイ養殖に被害を与えたヨーロッパザラボヤAscidiella aspersaのDNA塩基配列による同定. 平成24年度日本水産学会春季大会講演要旨集. p147.(平成24年3月26日~30日、東京海洋大学(品川キャンパス))
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