■ 研究紹介
中央水研ニュースNo.37(2005. 平成17年7月発行)掲載
要 旨
要 旨
沿岸域の藻場に生息するカギノテクラゲは、刺されると人によっては全身症状を発症し、重症化することもある危険なクラゲです。4年前、当研究所の横須賀庁舎がある神奈川県横須賀市長井地区で、素潜りによりアワビ、サザエなどを捕る漁業者が被害を受ける事故が多発したことを受けて、漁業者の操業の安全性を確保するための調査と分析を行うプロジェクト研究がスタートしました。2年間の調査研究の結果、カギノテクラゲの毒性と漁業者への被害発生の仕組みが明らかとなり、現在では素潜り漁解禁の前に、カギノテクラゲの発生予測を行い、漁業者への周知を行っています。
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