深海底(水深6,300m)で採集された「くるまえび類」の1種
Benthesicymus crenatus Bate, 1881
 蒼鷹丸による深海生物・放射能調査は毎年継続して 行われています。本種は1987年の調査で、南西諸島海溝の水深 6,300~6,400mの深海底から「蒼鷹丸式深海篭網漁法」で採集されました。 1個体の重さは100gほど、体長15cmもある大型エビです。
 1990、1991年では四国海盆(水深4,600m~4,900m)のすべての 調査点、と硫黄島当方海域(水深5,300m)で1~数個体採集 されました。林健一教授(水産大学校)より種の査定がなされ、 日本新記録集であることがわかりました。従ってまだ和名はありません。 なにかよい和名はありませんか。この写真も林教授により撮影されたものです。

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