タラと冷凍すり身

 タラ類は、鮮度低下が速いうえ冷凍しても肉質が変わり易く、45年ほど前までは、マダラは塩干品に、スケトウダラは卵をタラコに加工する程度の魚でした。しかし、1960年頃までにスケドウダラの冷凍すり身化技術が完成して洋上工船に応用され、品質を損なわず大量の原料魚肉を保存できるようになりました。これにより、エソ、グチ、ハモ、キチジに代わりスケトウダラが練り製品原料の主役になって広く用いられ、カニ風味かまぼこなど世界的商品を生みました。マダラやメルルーサも流通網の整備やファーストフード店の発達でフィレー等への加工が進んでいます。

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