タラの料理

 冬には鍋料理の素材として食卓に欠かせないタラ。淡白なだしの美味しさが洋の東西を問わず好まれ、汁ものの絶好の材料とされています。あっさりしているのでフライ、ムニエル、から揚げなど油を使った料理にも良く合います。ちなみにハンバーガーショップのフライフィシュの原料の多くのものがタラ類の白身の魚です。長く置くと味が損なわれやすい魚ですので、新鮮なものを購入しすぐに調理しましょう。
たらのすし、こぶじめ
酢や昆布でしめたものは上品な和風料理になります。昆布じめは金沢や青森で正月の刺身として食べられ、また、タラの寿司は青森の郷土料理として親しまれています。身が白く引き締まった新鮮なタラが手に入ったら、ぜひ一度お試しください。
ちり鍋
冬はなんといっても、暖かい食卓を囲んでのちり鍋が一番。タラは身くずれしやすいので薄塩をあてておきます。白子を入れるとコクが出ますが煮過ぎると味がくどくなります。白子は塩をあててからゆで、すぐに水にさらしておくとクセが抜けます。
白子、たら子
食卓に欠かせないタラコ、唐がらしを加えて塩漬けした明太子はいずれもスケトウダラの卵巣、そして汁もの、鍋物の素材として食通には欠くことのできない白子は、タラ、スケトウダラの精巣です。タラの白子は湯引きして刺身にします。
ブイヤベース
代表的なフランス料理のひとつ、最近家庭料理としても好評。もともとは南仏の漁師料理といわれ、たっぷりの魚介類と野菜を香草、ワインとともに煮込んだもの。鍋ごと食卓に出して取り分け、フランスパンと一緒に召し上がれ。
トマトソース煮込み
マダラとじゃが煮を一度油で揚げてから、トマトソースでじっくり煮込みます。油で揚げると魚のくせが取れ、うまみが逃げません。あつあつの煮込みを器にもり、刻みパセリをちらしていただきます。

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