ホタテ貝柱の調理例

 ホタテ貝は刺身やサラダ,焼き物,揚げ物など調理法の種類は幅広く,また和・洋・中華風いずれの味付けにも合い,しかも下ごしらえなどに手間のかからないことが大きな魅力の素材です。冷凍もの,殻付きのものなど,色々な形態のホタテ貝が市販されていますので,料理の目的によって上手に使い分けてください.

●殻付きホタテ貝
 さわると反応して口をしっかり閉じるものが新鮮です.ぜひ一度「刺身」で味わってみて下さい。殻は洋食用ナイフやバターナイフでもはがすことができます。「ひも」の部分は塩でもみ洗いし,酢の物,和え物などにどうぞ.「貝焼き」は,貝殻の深い方を下にして直接火にかけ,ふたが開いてきたら,たれを少しずつかけながら中火でゆっくり焼き上げ,海辺の味をお楽しみ下さい。
●冷凍ホタテ貝,生むき身
 冷凍物は,ドリップが出ておらず凍結状態の良いものを確認して購入します。解凍は,完全に解かし切らないこと。生むき身は光沢があり,盛り上がった感じのものを選びましょう。サラダや刺身に好適、フライ、バター焼きなどは加熱し過ぎると固くなりますので,火が通りやすいように横から包丁を入れて薄めに切ります。
●ボイルホタテ貝
 一度火が通っているので生臭味もなく,また取扱いやすく便利です。鉄板焼やおでん,煮物,鍋物の具として好適です。
●水煮缶詰
 身がほぐれやすく,スープもそのまま使えるので,他の材料に混ぜ込む炒め物などの料理に便利です。サラダ,カレー,オムレツなどに加えると,何気ない家庭料理の味がぐんと引き立ちます。
●ホタテ干し貝柱
 味が濃厚で,もどし汁もおいしいスープになります。もどし方は,貝柱1個につき50〜60ccの水をいれ,半日から2日位の時間をかけます。急ぐ場合は熱湯にいれ,蓋をするとはやく戻ります。スープ,おかゆ,しゅうまい,炊き込みご飯などに加えると,香り豊かな逸品になります。

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