出荷前の絶食(餌止め)

 水揚げして出荷する場合、また活魚で出荷する場合のいずれも、その数日前から餌止めすると鮮度保持効果の高いことが知られています。飽食した魚は筋肉中にクリコーゲンを多く蓄積し、死後これが乳酸に変化して筋肉が酸性化するためにタンパク質が変性を起こし、肉質に悪影響を及ぼします。餌止めによってこうした現象を防ぎ、また活魚の場合は輸送中の排泄物による水槽の汚れも防止できます。餌止めは、余分な脂肪分を除き、身を引き締める効果もあります。
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