餌の品質や量を厳重にコントロール

 かつて養殖ハマチの餌としてマイワシ等の生餌をハマチが飽食するまで与えていたことがあり、脂肪の過剰摂取によるハマチの「脂臭さ」が指摘されました。しかし近年では、ドライペットやモイストペレットの使用が主流になるとともに、これらの成分や品質が厳重に管理されるようになり、年間を通じて魚の成長に必要な組成の餌が与えられるようになってきました。例えば、モイストペレットはイワシ・サバなどの生餌にマッシュ(魚粉)、魚油、各種必須ビタミン類などを添加してつくりますが、その配合量を調整することによって、脂質が過剰にならないように配慮されています。また酸化した脂質は魚の成長を阻害することから、飼料原料の品質管理にはとくに厳重な注意が払われています。

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