本日(2018年7月31日)、東京海洋大学の皆さんが横浜庁舎を訪問されました。同大学の食品加工原料論の授業の一環としてお出でになったもので、夏の恒例となっております。午前中は講義を受けて戴き、午後は当所水産物応用開発研究センターの3つの研究グループを中心に施設を見学して戴きました。
衛生管理グループでは、2016年に公定法となった下痢性貝毒の機器分析法開発、流通加工グループでは、トロール漁での混獲魚アカマンボウに含まれ、疲労防止作用が期待できる機能性成分バレニンに関する研究開発、安全性評価グループでは、サバ科魚類に豊富に含まれ、抗酸化作用が期待できるセレノアミノ酸セレノネィンに関する研究開発などの現場をご覧戴きました。
さらに、今年初めての試みとして、横浜庁舎に勤務する若手の研究員との懇談の場を設けさせて戴き、活発にご議論戴きました。
来訪者:東京海洋大学大学院修士課程1年生64名、岡崎恵美子 教授
講義1 演題:(利用加工原料としての)水産資源の特性と現状
演者:西村 明 研究開発専門員(元資源管理研究センター長)
講義2 演題:水産物の高鮮度化、高度利用、安心・安全への取り組み
演者:鈴木敏之 水産物応用開発研究センター長
施設見学個所
海洋生物毒研究施設(衛生管理グループ)
原料処理施設(流通加工グループ)
質量分析室(安全性評価グループ)
展示情報室(図書資料館)
講義1 |
講義2 |
情報展示室の魚類剥製標本 |
海洋生物毒研究施設 |
原料処理施設 |
質量分析室 |
卒業生との懇談 |
記念撮影 |