神奈川県立柏陽高等学校理科部の皆さんが、昨年末の12月26日から3日間に渡って来所され、遺伝子研究の最先端技術を体験されました。
本プログラムは、科学技術振興機構の『中高生の科学部活動振興事業』で採択された同校理科部の『青い地球の探究プロジェクト』の一環として実施されたものです。当所では、魚類の形態観察やDNAを使った種判別の講義を受けて戴いた後、市販のサンプルを使って、PCR増幅した試料の塩基配列をシーケンサーにより決定し、データベースを利用して種判別を行うまでの実習をして戴きました。
本日(1/6)はその成果発表会で、寿司ネタのトロに対するキハダ(Thunnus albacares)やシラスに対するカタクチイワシ(Engraulis japonica)の様に予測通りの判別が出来た試料があった一方で、全く予想とは異なる結果も報告されました。なお、今回の結果は、さらなる考察の上、学会や科学オリンピック等への発表が予定されており、今後の進展が大いに期待されます。
タイトル:『魚の種類を見わける~DNAによる魚種判別~』
参加人数:7名
指導:小口教諭、斎藤構造研究グループ長、清水機能研究グループ長、菅谷主任研究員、馬久地研究員、他
中央水研側事務局:花村図書資料館長、佐野水産遺伝子解析センター長
講義風景 |
実習中 |
成果発表会 |
記念撮影 |