情報公開日:2014年2月24日 (月)
水産総合研究センターの研究者らによるアサリの非対象殻模様に関する論文が、平成25年度の日本水産学会論文賞を受賞しました。
アサリ (Ruditapes philippinarum) の殻模様は二枚貝の中でも多様性に富むことが知られており、動物界では珍しく殻模様が左右で非対象となる個体が普通に存在します。本論文では、アサリの左右非対称な殻模様を持つ個体の出現率を日本全国で比較検討し、過去の遺伝子分析結果と合わせて、全国で実施されているアサリの種苗放流の影響を評価するツールとして確立したことが高く評価され、今回の受賞となりました。 |
アサリで観察される非対称型殻模様 |