下痢性貝毒(オカダ酸,ジノフィシストキシン1)標準液試供品の提供

試供品の提供は終了しました。(2015.3.6)

情報公開日:2015年2月19日 (木)

 我が国では,貝毒による食中毒を防止するため,食品衛生法に基づく規制値が定められており,出荷・販売される貝類等の貝毒検査が行われています。水研センターでは,貝毒機器分析法の開発や貝毒分析研修会の開催等により,貝毒モニタリング体制を高度化し,食品の安全性の確保と効率的な水産資源の生産に寄与することを目的とした研究に取り組んでいます。
今般,下痢性貝毒試験法が機器分析法に移行するのに伴い,水研センターでは,戦略的イノベーション 創造プログラム(次世代農林水産業創造技術)「未利用藻類の高度利用を基盤とする培養型次世代水産業の創出に向けた研究開発」により,(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ)と協力して,オカダ酸群(オカダ酸およびジノフィシストキシン-1)の標準液(認証標準物質*)の開発を進めています。認証標準物質の供給に先立ち,下記の試供品を無料で提供します。詳しくはNMIJのホームページをご覧ください。
NMIJ認証標準物質 - 下痢性貝毒(OA, DTX1)標準液試供品の提供 (計量標準総合センター)
*:認証標準物質の供給開始予定時期は2016年です。