産卵場調査


Egg and Larval Survey-Monitoring of Population Fluctuation

産卵量や仔稚魚の年々分布を調べることは、マイワシの資源の変動を追跡する上で重要です。 マイワシでは、資源の増減に応じて産卵場が大きく変動します。また、黒潮流路の変動も、産卵 場形成と卵や仔稚魚の輸送に影響を及ぼし、生き残りに関わってきます。

稚魚ネットによるマイワシ卵の採集

採集されたマイワシ卵


太平洋岸のマイワシ産卵場の分布(資源高水準期)

1985年2月の分布です。採集地点別に海面1平方メートルあたりの卵の数を示しています。


太平洋岸のマイワシ産卵場の分布(資源低水準期)

1994年2月の分布です。


南日本の表層流とマイワシ卵

1989年2月の分布です。卵は黒潮の流れに沿って運ばれています。流れが渦を巻いている土佐湾の中にもかなりの数の卵が分布しています。