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 日本人の栄養摂取量のうち、タンパク質の約50%は水産物から摂取しています。この水産食品には各種の健康に良い成分が含まれ、生活習慣病の予防に効果的であることから、その摂取が推奨されています。しかし、産地偽装、食中毒の発生、健康危害物質の混入など、大きな社会問題が起こっています。このような問題に対して、当研究センターは、貝毒や食中毒菌等の発生から検出までの幅広い管理技術の開発(衛生管理グループ)、水産物の健康機能性の解明、水産物の原料・原産地判別技術の開発(安全性評価グループ)等、水産物の安全・安心の確保と水産物の消費拡大を目指した研究開発に取り組んでいます。
 水産物の需要および価格の安定を図るため、これまで十分に利用されていなかった国産水産物を加工原料や各種製品素材として有効利用する技術開発や、より高鮮度で高付加価値な商品化を目指すための新しい品質評価法の確立を目指した検討を行い、水産物の有効利用と魚価向上を目指した研究開発(流通加工グループ)を実施しています。また、安全・安心で高品質な水産物の品質情報、安全・安心情報を組み入れたトレーサビリティ構築等、新しい水産物の流通形態の検討も実施しています。
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非破壊分析法による凍結,未凍結魚の判別技術の開発 
重金属分析解析によるアサリの原産地判別技術の開発
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加工残滓を利用した発酵調味料製造技術開発
海洋生物毒の構造解析に役立つ,クライオプローブ付高性能核磁気共鳴装置 (800 MHz)
問い合わせ先メールアドレス:
nrifs-kiren@ml.affrc.go.jp
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