研究のうごき、6-23

江戸時代からクロマグロの漁獲量はどのように変動したか?


  1. 太平洋クロマグロで見られる大きな漁獲量の変動の要因を解明できれば,資源解析は大きく前進する。
  2. クロマグロの漁獲統計は1951年以降整備され,その後60年にわたる漁獲量はわかっている。
  3. しかし,少なくとも江戸時代以降クロマグロが日本沿岸の定置網等で漁獲されたことは1700年代以降の古文書記録にあるが,漁獲量の変動等は把握されていない。断片的なそれらの記録をつなぎあわせて分析することにより,漁獲量の変動の様子を推定できないだろうか?
  4. この考えのもと,クロマグロの長期資源変動機構解明に向けた研究:平成19~21年度がスタート。そのなかの中課題:「太平洋クロマグロの過去の漁獲規模の解明」に参加。


  1. 全国規模の漁獲量の集計が始まった1894年から1950年までは,クロマグロの漁獲はマグロ類というカテゴリーの中で他のマグロ類の漁獲と合わせて集計されている。そのなかにクロマグロの漁獲量がどれくらいを占めているかを推定した。
  2. 当センターが所蔵する古文書等の解析のため,電子情報に変換し整理する作業が開始された。年代範囲は1710年から。


  1. 日本人のクロマグロの食べ方(江戸時代は塩蔵:シオマグロが流通)があきらかに。
  2. 太平洋クロマグロの資源解析に役立てられる。
  3. 電子情報化および公開化により古文書資料の学問的利用が進展