資源解析用教科書の作成
背景と目的
 資源管理のための実用的なテキストは既に3冊出版されているが,分担執筆のため統一性に欠け,また一部に古い内容も含まれている。そこで基本的事項を解説し、実際の応用問題も掲載した教科書を作成し,効率的な研修会のテキストとして広く一般にも提供する。

成  果

  1. 恒星社厚生閣から1月に「水産資源解析の基礎」として出版した。記述はできるだけ簡潔に,図や応用問題を多く掲載するように心がけた。前半はデータ解析に関する内容で,体長組成を年齢組成に分解する方法,成長曲線の当てはめ方法,枠どり法や標識再捕法によって個体数を推定する方法について統計学的に詳しく解説した。後半は代表的な水産資源解析方法に関する内容で,余剰生産モデル,成長生残モデル,合意形成について概略を解説した。
  2. 2月に開催した資源管理研修会(初級)のテキストとして使用した。また連携大学院である東京海洋大学の集中講義等においても教科書として使用する。

図1. デルーリー法の信頼域(横軸は漁獲率、縦軸は資源尾数)

図2. ベルタランフィーの成長式の区間推定

波及効果
 研修会のテキスト,集中講義の教科書,独習用の参考書として幅広く活用されることによって,水産現場における資源解析の精度が向上する。

問い合わせ先: 資源評価部 数理解析研究室(赤嶺)

nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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