わが国周辺の太平洋の
海況を予測するシステム,
FRA-JCOPEが始動
背景と目的
  1.  漁場形成と資源変動は、黒潮の流路変動や冷・暖水渦の形成に伴う海況の変動と密接な関係がある。
  2.  数値モデルを利用した海況予測の精度向上には、初期条件となる現況値作成に利用可能な現場観測データの充実が不可欠である。
  3.  漁海況予測と資源量推定の精度向上を目指して、我が国周辺太平洋域の海況を高精度に予測するシステムを開発し運用する。

成  果

  1.  ブロック水産業関係試験研究機関の定線データを準リアルタイムで現況解析に導入するシステムを構築し、我が国周辺域の予測精度を向上させた(図1)。
  2.  海洋研究開発機構の海況予測システムJCOPEに上記システムを導入し,水研海況予測システムFRA-JCOPEとして、2007年4月から運用を開始した(図2)。

図2.FRA-JCOPEのホームページ
(http://ben.nrifs.affrc.go.jp)
図1.ブロック水産業関係試験研究機関の定線データ導入による黒潮流路の予測精度の向上.
等値線は水位(m),等値線の混んでいるところが黒潮のおおよその流路。

波及効果

  1.  出力が長期漁海況予報,地先の海況変動解析,マイワシ,カタクチイワシ,マアジ等の資源変動要因解析の資料として活用される。
  2.  予測した海流・水温情報をもとに大型クラゲ等の来遊予測を実施し,有害生物等の来遊による被害防除に役立つ。

共同研究機関: 北海道区水産研究所、東北区水産研究所、遠洋水産研究所、海洋研究開発機構
協力機関: 中央ブロック・東北ブロック水産業関係試験研究機関、北海道立水産試験場
問い合わせ先: 海洋生産部 海洋動態研究室 (小松・清水・瀬藤)

nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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