研究の動き
リアルタイム海況モニタリングで黒潮変動の実態を把握する
背景と目的
 黒潮水域の海況は時間・空間的に激しく変動しているので,黒潮変動の様子を簡単かつ迅速に把握する手法を開発する必要がある。また,漁業者にとってリアルタイムな海洋情報は漁場探索に役立つ。
 本研究では,定置網漁場に水温計を設置し,リアルタイムな水温モニタリング・システムを構築し,黒潮変動の実態把握および水産資源変動との関係解明に取り組んだ。
成 果
  1. 黒潮水域の定置網漁場でリアルタイム水温モニタリングを行い,中央水研ホームページ上で公開を開始した(図1)。
  2. リアルタイム海洋情報システムへのアクセス件数が増え,電子メールによる一般からのコメント等も届くようになった。
  3. 和歌山県潮岬の水温情報から黒潮流型の変化を把握することができること(図2),その他の地点では黒潮からの暖水波及の発生時期、継続期間等の情報が得られることがわかった。
図1   
図1.中央ブロックの水温モニタリング地点
図2
図2.潮岬の海洋情報
波及効果
  1. 中央ブロック長期漁海況予報会議の海況情報として活用できる。
  2. 定置網漁場の漁海況情報を活用し,黒潮水域における海洋環境変動と水産資源変動との関係解明を目指す。
  3. 海況予測システム(FRA-JCOPE)による海況再現性を確認するための基礎資料となる。
協力機関:中央ブロックの水産業関係試験研究機関
問い合わせ先:海洋生産部 海洋動態研究室(秋山)
nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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