魚類胚におけるアポトーシスの役割

利用加工部 食品バイオテクノロジー研究室
背景・目的
  1. アポトーシス(自己細胞死)は、分化の過程で不要になった細胞やストレスなどで傷害を受けた細胞を生体から除去する機構です。
成果
  1. 熱ストレスによって生じる胚のアポトーシスは中性型スフィンゴミエリナーゼによって誘導されることを見いだした。
  2. 中性型スフィンゴミエリナーゼとこの酵素作用によって生成されるセラミドは、胚発生に必須の因子であることを明らかにした。

アポトーシスが生じた細胞

正常な魚類培養細胞
細胞内のセラミド量マグネシウム依存性
中性型スフィンゴミエリナーゼ活性
熱ショック後のセラミド熱ショック後の時間(h)
波及効果
  1. 魚類の内臓など加工廃棄物からアポトーシスの誘導物質・阻害物質を抽出し、食品・医薬品に利用するための技術開発も進めています。
酵素発現阻害剤(SMase1-MO)によって胚発生は停止しますが、セラミド投与によって回復しました。(拡大)
推定されたアポトーシスの分子機構
連絡先

  山下 倫明 TEL : 045-788-7665   
nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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