渓流魚の自然繁殖を助ける人工産卵場の
造成技術の開発と普及

内水面研究部 生態系保全研究室

背景・目的
  1. イワナ(図1) 、ヤマメ・アマゴなどの渓流魚は釣りの対象として人気が高い。また、自然環境の指標でもある。しかし、資源量は年々減少している。
  2. 自然繁殖によって渓流魚を増殖するため、人工産卵場の造成技術を開発し、全国に普及する。
成果
  1. 渓流魚の自然の産卵場の構造を明らかにし、その特徴に基づいて人工産卵場の造成技術を開発した(図2)。
  2. 人工産卵場で渓流魚はよく産卵し、産み付けられた卵のふ化も順調であった。
  3. 人工産卵場の造成方法を解説したビデオを作成し、全国の漁協等に配布した。
波及効果
  1. この技術は、国土交通省の「魚ののぼりやすい川づくりの手引き」に掲載され、人工産卵場の造成に貢献している。
  2. 人工産卵場の造成により、放流に頼らない、自然繁殖による増殖が可能になる。
  3. 「原種」あるいは「地付きの魚」 といった、放流された人工種苗と交雑していないそれぞれの川固有の魚を増殖できるので、遺伝的多様性の保全に役立つ。
連絡先

  中村 智幸 TEL : 0288-55-0055

図1 イワナ


図2 渓流魚の人工産卵場


nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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