ダム下流における河床の「露盤化」がヤマメの繁殖を阻害する

内水面研究部 生態系保全研究室
背景・目的
  1. 一般に、ダム下流では水産資源が少なく、漁業や遊漁がそれほど盛んではない。
  2. ダム下流では、河床(川底)の環境が単純化する。
  3. ダム下流における河床の変化が水産資源に及ぼす影響を明らかにする。
成果
  1. ダム下流では、河床の砂礫が徐々に減少し、岩盤が露出(露盤化)することが明らかになった(図1)。
  2. 露盤化によってヤマメ(図2)の産卵場が減少し、産み付けられた卵のふ化率が低下することが明らかになった(図3)。

図2 ヤマメ

波及効果
  1. 水産分野におけるトレーサビリティシステム導入の実態や課題を検討することによって、今後のシステム普及に必要な条件が明らかになる。
  2. 業界関係者や一般消費者に対する啓蒙効果が期待できる。

図1 河床の露盤化


図3 ヤマメの卵のふ化率

連絡先

  中村 智幸 TEL : 0288-55-0055

その他

  この研究は、応用生態工学会第7回研究発表会(平成14年度)において、口頭発表賞を受賞した。


nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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