継代保存しているニジマス等の成長及び
生体防御能に関わる特性評価

内水面研究部 育成生理研究室
背景・目的
  1. 養殖において病害防除のために使用されている医薬品の量を減らすことが、消費者から求められている。
  2. そのため、魚にもともと備わっている生体防御能を活用した養殖技術を開発する。
  3. 生体防御能に及ぼす成熟や運動などの影響を調べることを目的とした。
成果
  1. 血液中の白血球、リゾチーム、免疫グロブリンの濃度を生体防御能の指標とした。これらの成分の濃度が高ければ生体防御能は高いといえる。
  2. 運動負荷を与えないスチールヘッドトラウトやニジマスでは、成熟に伴い、白血球数及びリゾチーム濃度が一過性に低下した(図1)。
  3. 一方、運動負荷を与えたスチールヘッドトラウトでは、成熟に伴い、白血球、リゾチーム、免疫グロブリンの濃度が低下することはなかった(図1) 。
  4. 3倍体ニジマスは2倍体より、白血球数や免疫グロブリン濃度が低かった(図1) 。

*は未成熟魚との間で有意差が認められたことを示す。
波及効果
  1. 系統・タイプ固有の有用性評価や飼育管理技術の向上に役立てられる。
  2. 流水刺激を活用した運動飼育により、消費者ニーズに叶った安全な健康魚の作出が期待される。
連絡先

  東 照雄 TEL : 0288-55-0055   
nrifs-info@ml.affrc.go.jp

PDF版へ

目次へ

top中央水産研究所日本語ホームページへ