アユ地域個体群間の遺伝子流動様式の
分子生態学的解析

内水面研究部 生態系保全研究室
背景・目的
  1. 遊漁で人気の高いアユは、日本の各地で種苗放流が行われている。
  2. 地理的な変異を示す諸形質が知られているが、単一の個体群として扱われてきた。
  3. 高感度遺伝マーカーの適用により、個体群構造の検出が期待される。
成果
  1. 全国の水試等の協力を得て、100を越す在来地域個体群の採集に成功した。
  2. 遺伝マーカーとして、マイクロサテライトDNAの有効性が確認された。
  3. 本邦産両側回遊性アユは、南北二つの地域個体群に大別された(図1)。
波及効果
  1. 遠隔地産種苗の移殖が在来地域個体群の遺伝的多様性を攪乱することを根拠に、保全に資する放流指針が提言される。
  2. 在来資源の持続的有効利用を図るために、人工種苗の生産・供給に関して、地産地消が推奨される。

図1 アユの個体群構造
連絡先

  井口 恵一朗 TEL : 026-822-1331   

協力機関

  東京大学海洋研究所


nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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