浮魚類の資源水準変動に伴う産卵生態変動要因の把握

資源評価部 生態特性研究室

背景・目的
  1. マイワシ・カタクチイワシ・サバ類など小型浮魚浮魚類の産卵生態の解明
  2. 気象・海況等の長期環境変動との関連から変動の鍵となる環境要因を解明
  3. 将来的には環境要因変動が産卵期・産卵場の変化を引き起こす可能性を検討
成果
  1. 水研と各県水試による過去の卵稚仔調査結果を入力、水産海洋データベース(図1)を構築し、蒼鷹丸による調査結果と併せて解析した(図2)。
  2. 卵稚仔データ解析ツールを改良し、15分升目での産卵量の集計・解析が可能となった(図2)。気象・海況等の長期環境変動との関連から変動の鍵となる環境要因を解明。
  3. 魚種ごとの産卵場水温・塩分と年変化の推移(図3)を解析し、種固有の産卵環境特性、資源の増減に伴う変化が明らかになった。

図1 過去の卵稚仔データが検索可能となった水産海洋データベースのトップページ(拡大)


図2 15分升目のマイワシ産卵量(拡大)


図3 マイワシ産卵場水温の年変化(拡大)
波及効果

  1. さらに解析を進めると、小型浮魚類の産卵場形成機構が明らかとなる。
  2. 環境と資源水準の実態に即した産卵期保護の提言が可能となる。
  3. 産卵場水温の変動の解析により、10年規模で卓越種が交替する「魚種交替現象」のメカニズムの解明が進む。
連絡先

 大関 芳沖 TEL : 045-788-7635
nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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