アコヤガイ等二枚貝廃棄物からの
セラミドアミノエチルホスホン酸の効率的抽出
利用加工部 素材開発研究室
背景・目的
1. 皮膚の健常性維持には、ワックスなどで表面に閉塞性の膜を作るのではなく、皮膚内に含まれる保湿性のセラミドの供給が強い効果をもたらすことが明らかとなった。
2. 化粧品として多量のセラミドの供給が要望されているが,その供給源が牛脳しかなく,量も極めて少ないため、化学合成品が、代替品として使用されてきた。
3. 化粧品として利用する場合、直接ヒトの肌に使用したり、食品として経口で摂取したりするため、安全な天然品が強く求められている。
成果
1. 水産廃棄物中のセラミド誘導体の探索を行い、深海性ソコダラ類の内臓や皮(廃棄物中)に相当量のセラミド誘導体(スフィンゴミエリン)を見出した。
2. 捨てられるアコヤガイ軟体部からも、相当量のセラミド誘導体(セラミドアミノエチルホスホン酸)を見出した。

セラミドアミノエチルホスホン酸
波及効果
1. 水産廃棄物から、セラミド誘導体を見出したことから、廃棄物の減量化が可能となり、環境に対して負荷が小さくなる。
2. 有用で安全なセラミドを、供給できる技術開発が可能となった。
3. セラミド抽出後排出される2次残さを、高品質ミールへ再処理・転換する技術が開発される。
連絡先
齋藤洋昭

nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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