2002年11月作成
水産廃棄物からのセラミド誘導体の抽出
利用化学部

研究の背景・目的
  1. セラミドは、皮膚の健常性、特に保湿性に有効
  2. 化学合成品も化粧品に使用
  3. 水産生物由来のセラミドが開発されると、安全で化粧品に最適
研究成果
  1. 深海性ソコダラ類の内臓や皮(廃棄物中)に相当量のセラミド誘導体(スフィンゴミエリン)を発見
  2. 真珠を収穫した後、捨てられるアコヤガイ軟体部にも、相当量のセラミド誘導体(セラミドアミノエチルホスホン酸)を発見
波及効果
  1. 有用で安全なセラミドの供給が可能
  2. 水産廃棄物の減量化が可能となり、環境負荷は小
  3. セラミド抽出後に排出される2次廃棄物を、高品質ミールへ再処理・転換利用することも可能

nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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