まぐろ類の漁獲量変動要因と市場への影響
経営経済部
協力機関:遠洋水産研究所

研究の背景・目的
  1. まぐろ類の漁獲における地域漁業管理機関非加盟国、便宜置籍船、IUU(違法・無規制・無報告)漁船等による漁獲量の増大
  2. そのことが、まぐろ類資源の減少を招き、減船等の措置を通じてまぐろ類資源の保全に協力する国の漁業に悪影響
  3. 計量経済モデルを試作し、インド洋まぐろ類委員会(IOTC)非加盟国漁獲と資源の関係を定量的に把握
研究成果
  1. まぐろ類の漁獲と資源変動の相互作用に関する計量経済モデルの試作
  2. インド洋メバチマグロ資源減少は、IOTC非加盟国による漁獲と1980年代後半から90年代前半にかけての円高が主要因
  3. IOTC非加盟国による漁獲が1990年以降に完全に規制されていれば、1998年時点における資源量は実績値よりも約5割増と推定される
波及効果
  1. モデルにより、まぐろ類の漁獲規制の市場への影響、規制されていない漁獲の市場への影響、漁獲規制と貿易規制の資源保全に対する有効性の比較等の分析が可能
  2. 国際的な漁業資源管理に関する経済的視点をふまえた情報提供が可能
まぐろモデルの概念図

nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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