2002年11月作成
外来魚コクチバスの生態学的研究及び繁殖抑制技術の開発
内水面利用部
協力機関:長野県水産試験場
養殖研究所
水産工学研究所
さけます資源管理センター

研究の背景・目的
  1. 行政的・社会的問題となっている外来魚ブラックバスのうち、コクチバスについてその生態を解明し、その生態を利用した効率的な繁殖抑制技術の開発。
研究成果
  1. 産卵期は6~8月で、産卵床を形成し、産卵後は雄が防衛。
  2. その時期に、小型三枚刺し網を、産卵床に置くと1時間以内に50~86%の確率で親を除去。
  3. 親がいないあるいは親を除去した産卵床では、親が防衛している産卵床に比べ卵稚仔の生残率が大幅に減少。減耗要因は在来魚(ウグイ、ニゴイ等)の捕食。
  4. ウナギ等夜行性の在来魚は、親が防衛していても夜間に多くの卵を減少。
波及効果
  1. 小型三枚刺し網は安価なうえ簡易に行えるため漁業協同組合等に普及が見込まれている。また、本年度終了後「コクチバス駆除マニュアル」を作成し配布予定。
  2. 今後、開発された技術を組み合わせ、現場でコクチバス個体群を駆除あるいは管理できるか検証が必要。
  3. 琵琶湖等大型の湖沼では、駆除のための新しい技術開発が必要。

図1.コクチバス捕獲に使用した三枚刺し網


図2.各種条件による産卵床卵稚仔の生残率

nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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