2002年11月作成
黒潮と沿岸水域の相互作用
黒潮研究部
協力機関:都道府県試験研究機関

研究の背景・目的
  1. 日本の南岸を流れる黒潮は接岸したり、離岸したり、大きく変化する
  2. 黒潮は土佐湾などの沿岸水域にどのように影響するのか?
  3. 沿岸水域の漁獲量と沿岸水温にはどのような関係があるのか?
研究成果
  1. 1990年代に接岸していた黒潮は2000-2001年に離岸する傾向に転じた
  2. 黒潮が足摺岬と室戸岬に接岸すると土佐湾内に反時計回りの流れが生じる
  3. 沿岸水温が急上昇する日の前後に浮魚類の漁獲量が増加する
波及効果
  1. 浮魚類の卵・仔稚魚の輸送や回遊性魚類の移動の物理機構が分かる
  2. 黒潮から沿岸水域への波及パターンが推定でき、黒潮の影響の予測が可能
  3. 今後、黒潮とマアジやブリなど浮魚資源の変動の予測が必要

漁獲量変動と沿岸水温との関係


日本の南岸を流れる黒潮

土佐湾の反時計回りの流れ

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