VPRによる深海生物および有機物の把握
黒潮研究部
協力機関:都道府県研究機関

研究の背景・目的
  1. ゼラチン質プランクトンはネットで定量採集できない
  2. Visual Plankton Recorder (VPR)はCCDカメラでプランクトン画像を連続撮影できる
  3. VPR で中深層のクラゲ類などを定量化できないか?
研究成果
  1. VPR でクラゲ類などのゼラチン質プランクトンの画像が得られた
  2. 画像を解析しネット採集結果より高い密度のクラゲ類が確認できた
  3. 自動分類のためにデータ-ベース用の画像ファイルが収集できた
波及効果
  1. ゼラチン質プランクトンの正確な分布量を推定することができる
  2. 中深層におけるゼラチナス・プランクトンの役割が再検討できる
  3. 今後、中深層における生態系の解明が必要

VPRで撮影されたクラゲ

図 金華山沖でVPRとモックネス(目合0.3mm)の採集結果の比較。右側はクラゲ類、左側はカイアシ類の各水深毎の個体数密度。モックネスに較べVPRでクラゲ類個体数密度が高い。VPRでは1.2mm以下のプランクトンを記録していないため、カイアシ類ではVPRが少なくなっている。

nrifs-info@ml.affrc.go.jp

目次へ

中央水研日本語ホームページへ