マイワシ・マサバの再生産モデルと資源管理手法の開発
生物生態部
協力機関:東京大学海洋研究所

研究の背景・目的
  1. マイワシやマサバは数十年規模での資源変動を繰り返す
  2. その原因の一つは地球規模での気候変動
  3. 気候変動も考慮して,我が国のマイワシやマサバ資源の管理方策を提言する
研究成果
  1. マイワシの資源変動要因として最重要と考えられる再生産成功率(加入尾数/親魚量)は,北太平洋上の大気の変動,マサバとの競合などにより説明できる(図)
  2. 基本的に再生産関係の変動に応じた管理が必要
  3. 再生産関係が変化する過渡期は特に管理の強化が必要
    減少期:親は多いが子は少ないので,獲りすぎると資源は極度に減少する
    増加期:回復の芽を摘まないように,親魚が増加するまで小型魚の保護が必要
波及効果
  1. マイワシ、マサバなどの水産資源の管理政策に中長期的展望をもたらす
  2. 実際の資源管理に適用しながら改善を図る必要あり

図.マイワシ太平洋系群の再生産成功率(対数,ln RPS)の観測値と理論値の経年変動 BMAC: マサバの資源量, KEST: 冬季の黒潮続流域(31°~35°N, 150°~165°E)の表面水温, SSB: マイワシの産卵親魚量

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