外来魚コクチバスの湖沼河川における生態解明
内水面利用部
日本学術振興会(科学技術特別研究員 淀太我)
協力機関:長野県水産試験場
水産工学研究所

研究の背景・目的
  1. 近年急速に分布を拡大している外来魚コクチバスは,在来の生物群集に与える影響が懸念されている。
  2. コクチバスの在来生物群集への影響を評価するために、本邦天然水域における食性および繁殖生態の解明が必要。
研究成果
  1. 水域毎に変異の大きい,非常に柔軟な肉食性。成長に伴って底生性の小型生物から遊泳性魚類に食性がシフトする傾向は水域間で共通する。
  2. 産卵床は主に底質と遮蔽物の存在が選択条件となって集中的に形成される。
  3. 流れの速い河川においてコクチバスの繁殖が確認された。
波及効果
  1. 被食生物の把握により,効果的な在来生物保護計画の策定が可能になる。
  2. 産卵場所の推定が可能になり,繁殖生態を利用した駆除を効率的に行える。
  3. 仔稚魚が定位可能な流速の把握により,定着の恐れがある水域を推定できる。

コクチバスの食性
湖によっては餌メニューは大きく異なる

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