近海海産生物放射能調査
海洋生産部

研究の目的
  1. 日本近海の主要水産物中の放射能濃度を測定することにより、食の安全性を確認と共に平常時の放射能濃度を把握する。
研究成果
  1. 平成12年度に新潟県能生沖、小樽沖、網走沖で採集されたスケトウダラから従来よりも高い濃度(この濃度は食しても人体に全く影響が無い濃度である)の人工放射性核種Cs-137(半減期30.1年)が検出された。
  2. 釧路沖で採集された試料は、従来の濃度であった。
  3. スケトウダラ以外の水産物からは、従来よりも高い濃度は検出されなかった。
  4. 平成13年度にはスケトウダラ中の濃度は従来の濃度に低下した。
  5. 平成12年度に検出された高濃度のCs-137は、スケトウダラに日本海を回遊中に隣国沿岸で取り込まれたと推定された。
波及効果
  1. スケトウダラを含む日本近海産主要水産物に放射能汚染が無い事が確認された。
  2. スケトウダラの回遊及び系群研究に関連する副次的成果が得られた事により、スケトウダラ資源管理に役立つ。
スケトウダラ(新潟県能生沖)中のCs-137濃度の経年変化

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