議題 | 結果の概要 |
1. 情勢報告 |
水研センター本部 業務企画部の佐野 研究開発コーディネーターより,次年度の水産庁事業の取り組みについて報告があった。水産庁事業については,水研センターが中核機関となって課題提案し,各県試験研究機関と再委託契約を結ぶことにより研究チームを編成したいとの説明があった。 |
2.各機関の研究課題情報の紹介 |
参加機関の県単予算による平成18年度新規研究課題の概要が紹介された。 |
3.報告と協議 |
(1)高品質・養殖環境に関すること |
・ | 中央水研内水面研究部より,平成17年度の本会議で承認された高品質・養殖環境研究推進に係るアンケート調査の趣旨と結果について報告があった。内水面養殖を支える試験研究体制、養殖研究事業における重点分野、現在・今後取り組む研究課題の内容、今後の取り組み体制、養鱒振興についてのアンケートの分析結果が示された。今後は,アンケート結果を基に新規事業立上げの検討を行ないたいとの説明があった。 |
・ | 内水面研究部長から,生産物の安全性・高品質・健康機能性の担保については中央水研利用加工部、疾病対策や温水性魚介類の養殖技術開発については養殖研と連携・協力しながら対応したいとの説明があった。 |
・ | 各試験研究機関より提出された淡水魚養殖技術に関する研究ニーズは8件であった。中央水研内水面研究部より,養鱒関係の研究ニーズ3件については中央水研内水面研究部の担当職員が相談に応じる,北海道の研究ニーズ(シジミ種苗生産技術開発)については地方水試が形成しているシジミ研究会で対応中である,その他の研究ニーズについては養殖研に話をつなぐとの説明があった。
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(2)疾病に関すること |
・ | 養殖研究所病害防除部 乙竹 健康管理グループ長から,各試験研究機関より提出された14件の魚病関係に関する研究ニーズについて,現在の状況説明と共に報告があった。 |
・ | 栃木県から提出されたアユのボケ病に関する研究ニーズについては日本獣医生命大学の研究に協力していく,また魚病症例研究会で栃木県がボケ病の症例を報告する予定である,人工アユ種苗における異形魚発生の実態を栃木県は詳細に報告して欲しい,神奈川県から提出されたブロノポールの効果確認調査の研究ニーズについては症例研究会で報告して欲しい,アユ冷水病関係については引き続きアユ冷水病対策協議会を中心として研究を継続していく,KHVの防除対策は消費安全局における指針によって未発生養殖場での発生が防げる, KHV対策については高度化事業で対応している,また,高度化事業が終了する平成19年度以降も何らかの予算化を検討するとの説明があった。
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(3)研究成果情報に関すること |
・ | 提出された3課題の研究成果情報について、各機関から説明があった。協議の結果、全ての課題を採択し、内水面関係研究開発推進会議に報告することが承認された。
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(5)その他 |
・ | 群馬県から、関東甲信越ブロックで魚病研修会が開催され、東京海洋大学の福田先生によるKHVとSVCに関する講演があるため、担当者に出席していただきたいとの依頼があった。 |
・ | 中村主任研究員から養殖魚を使った釣り場活用について事例紹介があった。
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4.その他 |
・ | 次年度の部会は上田市内で10月第4週(木・金曜日)に開催すること,および部会の2日目の終了時刻については状況に応じて変えることが了承された。 |
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