平成18年度
中央水産研究所運営会議
概要報告
開催日時:平成19年3月6日 13:30 ~ 17:45
開催場所:独立行政法人水産総合研究センター
中央水産研究所 3F 特別会議室
出 席 者:
平成18年度外部委員(敬称略、五十音順)
岡  彬(神奈川県漁業協同組合連合会副会長)
佐竹幹雄(日本水産株式会社取締役)
田代秀明(愛知県水産試験場長)
長辻象平(産経新聞社論説委員)
日野明徳(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
中央水産研究所出席者
所 長山田 久
業務推進部長入江隆彦
業務推進課長小西光一
業務管理課長浅田 進
図書資料館長田渕 誠
水産経済部長川上秀和
海洋生産部長宮地邦明
資源評価部長堀川博史
浅海増殖部長輿石裕一
内水面研究部長鈴木満平(※テレビ会議で参加)
利用加工部長木村郁夫
水産遺伝子解析センター長國本正彦
蒼鷹丸船長河内淳二
情報係長吉田 大
開会
1.所長挨拶
2.委員等紹介
3.座長選出
4.議事
1)中央水研運営会議について
 業務推進部長より、中央水産研究所運営会議開催要領に基づき会議の目的等を説明した。
2)水研センターの中期計画・目標について
 業務推進部長より、資料に基づき水研センターの第2期の中期計画・目標について説明した。
3)中央水産研究所の概要について
業務推進課長より、パワーポイントに基づき、施設、組織、職員数、担当海域、研究課題、予算等について説明した。
4)中央水産研究所の運営について
(1)18年度運営方針について
 所長より、資料に基づき18年度の運営方針(基本的な考え方、重点研究課題、地域・関係機関との連携等)について説明した。
(2)各種会議での各県からの要望等への対応
 業務推進部長より、資料に基づきブロック推進会議等で出された要望等への対応方針について説明した。
(3)所の業務実績について
全所的な効率化への取り組み
 業務推進部長より、資料に基づき組織改正、経費節減、ISO14001認証取得活動等全所的な効率化等への取り組みについて説明した。
その他の業務運営の効率化に関する取り組み
 業務推進課長より、資料に基づき新研究評価システム、外部資金の獲得、船舶・施設等の効率的活用、情報・図書業務の効率的推進、他機関との連携協力の推進等について説明した。
専門分野を活かした社会貢献、成果の公表等に関する取り組み
 業務推進課長より、資料に基づき専門分野を活かした社会貢献、成果の公表等に関する取り組みについて説明した。
(所内を案内)
(4)研究部の活動実績
 各研究部長より、パワーポイントに基づき、研究部の概要、研究課題、事業、その他の活動、主要研究成果について説明した。
5)中央水産研究所の運営に関する総括的検討
 外部委員から総括的なコメントをいただいた。
6)その他(事務連絡等)
7)閉会
 所長より閉会の挨拶を行った。
(外部委員からの意見)
1.研究分野横断的な総合研究の推進という所運営の基本方針に関して、水産以外とも連携を広げるべき。
2.民間との共同研究に関して、共同研究での権利関係を明確にすべき、特許数の目標はもっと多くてもよい。
3.図書資料館の古文書に関して、古文書は世界に誇れるものであり、中央水研の特徴として発信すべき。
4.いかに有意義な研究を効率的にやるかが求められれている中で、各課題は外部の評価を受けており、アウトカムを明確にしている点はよい。効率的かどうかを判断するには、運営費の内訳を知る必要があり、人件費や船の運航経費がどうなっているかデータを提供願いたい。
5.各分野で基礎から応用まで幅広い研究が行われており、とくに資源評価や海域の環境問題は水産業の根幹に関わる基礎的領域であるので、これらをしっかり続けてもらいたい。温暖化を念頭においた研究も総合的研究のテーマにしてはどうか。
6.海外向けの情報発信の強化、民間との連携、知財関係の強化をさらに進めてほしい。
7.普及、実用化を求められる風潮にあるが、これが進めば基礎的部分が弱くなりかねないので、すぐに役に立たなくても基礎的研究もしっかりやってほしい。(3委員同意見)
8.若い研究者の任期制については不安。人材育成が大事であり、これに知恵をしぼってほしい。論文も大事だが、メディアに載った記事も成果としてカウントすべき。これは子供に将来の進路を紹介することになり、長期的には人材育成につながる。任期付任用については、論文数に評価が偏重すると、研究者は短期的な成果のみ求めることになり問題。

nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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