中央水研ニュースNo.34(2004...平成16年11月発行)掲載

【情報の発信と交流】
横浜庁舎一般公開について
吉田 大

一般公開配置図

 当所における今年度最後の一般公開である横浜庁舎分は10月26日(日)に行われました。よく体育の日は晴れると言われますが,横浜庁舎における一般公開は9回目になりますが,ほとんど雨に降られたことはありません。もしかしたら体育の日の晴天率(?)をもしのぐのではないでしょうか?以前は4月の科学技術週間に会わせて行っていましたが,最近は気候のよい秋に行っています。一般のかたで楽しみにしているしている人も多いらしく「今年はいつやるのか」などの問い合わせが多くあり,事務局では広報活動の不備を痛感しつつも,もしかして近隣の年中行事になっているのかな?とほくそ笑んでもいました。
 今回は「海の変化と生きものたち」をメインテーマとして行い,425名の来訪者がありました。10月に入ってバタバタと準備をしたため,当日は随所に準備不足の箇所がみられ,当日は来訪者の皆様に楽しんでいただけるか心配でした。しかし,前年と比較して若干来訪者数は減少しましたが,多くの皆様に楽しんでいただけたようでした。
 今回特筆すべきところは従来行っていた衛星データ受信設備の公開や6Fの休憩コーナーを所内見学ツアーの一部とし製造実験室でのチクワつくりコーナーを受付で希望者を募るなどして限定するなど一般の来訪者全員への公開はやめました。しかし,所内見学ツアーでは少人数づつのグループに分けたため,従来パネルでしか説明できなかったり,説明者がいなかった場所についても,説明ができるようになりました。事前の広報の不備にもかかわらず,所内見学ツアーには合計100名近くの参加があり,各グループ10名以下で所内の研究設備等を約2時間かけて見学しました。
 また,多くの来訪者に好評を得ていたタッチプールについて,力を入れるなどの対応をしました。具体的には,水槽の数を従来の倍以上の規模としたり,展示してある魚や応対する係員の数も増やしました。
 来訪者に対してアンケート調査を行い「研究所一般公開であるのに立入禁止の場所が多い」,「テーマに沿った内容になっていない」あるいは「広報不足」などの批判的な意見が目立った反面,「水産についてよく分かった」,「係の方が親切だった」などの好意的な意見も多くありました。これらについては,今後の当所の運営に生かしていきたいと思います。
(企画連絡室 情報係  現 企画総務部 情報システム係)

タッチプール

製造実験室におけるチクワ作り

漁業調査船蒼鷹丸

蒼鷹丸船内見学(研究室)

所内見学ツアーでの展望コーナー

nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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