中央水研ニュースNo.34(2004...平成16年11月発行)掲載

編集後記
小谷祐一

 いまはやりのTVコマーシャルの中では,私は清涼飲料水のCMの「燃焼系!燃焼系!アミノ式!」が気に入っています。いろいろな体操の技が題材になっていて,新しいのが出るたびに「いろいろ考えるものだなあ!」と驚かされます。いまや何事も宣伝の時代であると言っても過言ではないでしょう。企業をはじめ政党でさえも商品や活動の宣伝に力を入れていますし,その出来不出来が売り上げや得票に大きく影響すると言われています。
 さて,振り返って,我が独立行政法人水産総合研究センター(以下,水研センターとする)はどうでしょうか?水研センター機関評価会議の外部委員から広報活動不足との指摘もあったようです。そこで,先に開催された企画連絡室長会議において,これらのことについて論議が行われました。そして,水研センターの知名度を上げるために広報機能を強化するとの観点から,各水研ニュースの廃刊を含めて,水産研究所の広報活動についても大幅な見直しが必要であるとの提言がありました。
 以上のような背景と当研究所内での一定の論議を受けて,約16年間続いた「中央水研ニュース」を本号(第34号)で廃刊することとしました。読者の皆様にはこれまでご愛読いただいたことに心よりお礼申し上げるとともに,投稿者及び編集者の諸氏にはこれまでのご協力とご苦労に感謝する次第です。振り返るに,「中央水研ニュース」は,平成元年5月の中央水産研究所の発足を契機として,同年9月に第1号が発行されたとのことでした。同年3月には約21年間,42号まで続いた「さかな」が廃刊となっており,「中央水研ニュース」はその役割の一部を受け継いだわけです。では,「中央水研ニュース」は,どこにどのように受け継がれるのでしょうか。その大部分は,「水研センター広報」の充実という形で,水研センターの広報活動の強化に貢献することになりそうです。
 水研センターにおける広報活動については,「これまでの広報活動の大半は“待ちの姿勢”に終始しており,かつその対象者も不明瞭であった。」との反省をもとに,新たな広報ツールとして,メールマガジンやタウンミーティング等の導入を図ることになっています。さらに,ホームページの充実に向けた全水研センター的な取り組み等,「攻めの広報活動」の展開が期待されます。最後になりましたが,読者諸氏には,当水研センターの広報活動に係るご意見やご要望とともに,これまで以上のご支援・ご協力をお願いする次第です。
(企画連絡科長  現 企画調整課長)

nrifs-info@ml.affrc.go.jp

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