中央水研ニュースNo.33(2004...平成16年3月発行)掲載 |
【情報の発信と交流】 「情報コーナー」の設置と冊子「研究のうごき」の発刊
-より親しみやすく,かつわかりやすい形の情報発信をめざして- 小谷祐一
研究成果をより親しみやすく,かつわかりやすい形で社会還元することを目的に,研究者一人一人の最新の研究成果を取りまとめた冊子「研究のうごき」を発刊しました。また,見学者や来訪者のために,研究成果パネルや業務紹介パネル等を展示した「情報コーナー」を新たに設置しましたので,ここに紹介します。 近年,研究成果を国民に対して迅速にかつわかりやすく説明することが求められています。そこで,平成15年度の中央水産研究所の運営方針の一つとして「情報発信の強化」を掲げました。そして,研究報告や学会誌への論文投稿とともに,ホームページをできるだけ頻繁に更新することや中央水研ニュースの内容充実にも積極的に取り組むこととしました。この取り組みの一環として,見学者や来訪者のための「情報コーナー」を新たに設置しました(写真1)。その内容は,研究所の組織体制や研究部の業務の紹介パネル,主要な研究成果の紹介パネル,公表論文等の別刷り展示やホームページ閲覧コーナー等です。企画連絡室では,これらのパネルを使って,来訪者や見学の方々に研究所の組織や業務の概要を説明するとともに,研究成果を紹介することにしています。わかりやすいと好評をいただいています。 また,研究職員及び在籍の特別研究員等が最近の研究成果をA4用紙一枚にまとめたものを配架し,各葉を自由に持ち帰っていただけるようにもしました。通称で,これを「研究成果チラシ」と呼んでいます。その理由は,スーパーマーケットのチラシのように,パッと見て即時に理解でき,読み(見)たくなるものをめざしたからです。そのため,写真や図表を活用するとともに,一般の方々にもできるだけ親しみやすく,かつわかりやすい平易な文章や表現とすることを心がけました。手にとっていただいて,興味のある研究成果チラシのみを持って帰っていただけます。自身のチラシの減りようが気になる研究者もいるようです。皆様には,お越しいただいた際に,是非,この情報コーナーをご覧下さるようお願いします。 さて,冊子「研究のうごき」(写真2)は,上述の「研究成果チラシ」及び当研究所における研究体制や業務の紹介等を取りまとめたものです。なお,その内容については中央水産研究所ホームページ(http://nrifs.fra.affrc.go.jp)でも紹介していますので,ご覧いただけます。また,この秋にその一部が「水産経済新聞」にシリーズで紹介されました。これをご覧いただいた方々からも問い合わせがありましたが,冊子「研究のうごき」のご要望または質問等がございましたら,当研究所企画連絡室(TEL:045-788-7607,FAX:045-788-5002,E-mail:nrifs-kiren@ml.affrc.go.jp)までご連絡下さい。 (企画連絡科長)
Yuichi Kotani |