中央水研ニュースNo.23(1999(H12).1発行)掲載

【情報の発信と交流】
水産研究に関する研究情報について
若林 清

 中央水産研究所長は、水産庁研究所間の研究の具体的内容に係る事項について連携・調整を円滑に推 進するため、水産業関係試験研究推進会議(以下推進会議)を開催しています。今年度の推進会議は1 0月に水産庁研究所の改組行われたため、例年より約1ヶ月遅い11月25~26日に開催されました 。共通協議事項として、「新体制における連携・協力のあり方」及び「平成12年度向けプロジェクト 研究の課題化素材について」が今回とりあげられましした。
 水産研究官は、この推進会議の事務局と位置づけられており、重要研究課題(素材)の企画に関する こと、調査手法、研究手法の調整に関すること等、推進会議で協議される事項に関して日常的に分析研 究を行うこととされています。これらの分析研究が的確に行われるよう、養殖研究所、水産工学研究所 を含む各研究所に研究情報の提供をお願いし、提供された情報については、整理の上各研究所に回報す るとともに、連携・調整を要する事項については、推進会議で検討することとしています。
 各研究所から寄せられた平成10年度第II期(7~9月)の74件の情報を整理した結果を表に示し ました。寄せられている情報も回を追うごとに充実してきています。研究官による各期毎の分析に加え 、包括的な分析の必要性も感じています。各研究所からの益々多くの情報を期待するとともに我々研究 官もその充分な活用に努力してまいります。
(水産研究官)

Kiyoshi Wakabayashi
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